FX、初の6000兆円超

個人投資家のFX取引が急拡大しているのだそうで、2020年度の取引金額は初めて6000兆円を超え、過去最高になったようですよ。

政治イベントなどにより円相場の値動きが大きくなったことに加え、新型コロナウイルス禍による在宅勤務の広がりで売買が活発になっているようで、今後もFXに興味を持つ人は増えてきそうですね。

そもそもFX取引というのは、投資家が証拠金を業者に預け、ドルやユーロなどの外貨を売買する投資で、為替相場の変動による売買益を見込めるほか、外貨買いによっては「スワップポイント」と呼ばれる利息を得られるのが特徴となっており、相場の急変時には損失を被るリスクもあります。

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FX投資

金融先物取引業協会が公表したデータによれば、20年度の店頭FX取引金額は6174兆円と19年度に比べ45%増え、これまでは15年度の5524兆円が最高だった取引金額を大きく上回っています。

通貨別にみると個人投資家から人気が高い「円・ドル」取引が3656兆円と38%増えているようで、コロナ下で上昇基調をたどっていた円相場は1月に1ドル=102円台と約10カ月ぶり水準まで上昇したが、年初からは一転して米金利の上昇に伴い円安・ドル高が加速し、3月末には1年ぶり安値の111円台に迫りました。

株式と違い24時間取引できることから、会社員などが日本時間の深夜に取引するケースも多いのだそうで、近年は値動きの大きい暗号資産の台頭で取引が減っていたとはいえ、コロナ禍による在宅勤務の広がりによって、個人投資家が自宅で取引しやすくなっているようです。

これからの日本のことを考えると、老後を心配する人々も増えてきているのでしょうね。

とはいえ、今回のように取引が拡大しているとはいえ、新規の顧客が定着するかは不透明となっており、店頭FXの顧客口座のうち取引実績がある口座は1割前後にとどまっているのだそうで、一時的に新規の顧客が増えても利益を出せないとみた個人は取引を見限りやすいのだとか。

始めて見たのはいいけど、理解しないうちに諦めてしまう人も一定数はいるのでしょうね。

とはいえ、やはり日本においても近年「お金」に対する考え方も変わってきたのでしょうね。

まぁ、コロナ禍において日本政府の未熟さを目の当たりにさせられてしまったのですから、当然の流れなのかもしれませんね。