通貨を別の通貨に交換

日本において普段使っているお金は「円」。

多くの場合、働いた分の賃金を「円」で貰い、国内のショッピングなどでも「円」で支払います。

つまり、日本国内で使える通貨は「円」だけで、この通貨は国や地域ごとに異なっており、アメリカならドル、ヨーロッパならユーロ、中国なら元がそれぞれの国の通貨となります。

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為替レート

一般的に通貨はそれぞれの決められた国や地域でしか使えません。 ですので、海外旅行に行くときなどは、持っている「円」を旅行先の国の通貨に交換する必要があり、ある通貨を別の通貨に交換することを「為替」と言います。

さて、一般的に「ドル」と言えば、アメリカドルのことを言うのですが、実はこの「ドル」、そのほかにも、オーストラリアドルカナダドルニュージーランドドルシンガポールドルなどたくさんの国が独自に発行している通貨があります。

ドルというからには、それらすべてが連動しているように思われがちですが、実は為替相場においてもアメリカ「ドル」とは連動しておらず、アメリカ「ドル」が強いから、そのほかのドルも強くなっているというわけではありません。

為替相場

ある通貨とほかの通貨を交換する場合、通貨同士の交換比率によって交換するのですが、この交換比率のことを「為替相場」といって、テレビなどでよく「1ドル=110円48銭」などというように聞いたことはありますよね。

これは「為替レート」と呼ばれることもあります。

この「為替相場」は通貨の組み合わせごとに存在しており、ドルと円を交換するのであれば、ドルと円の為替相場に従い交換することになります。

例えば、「1ドル=110円」の場合は、120円で1ドルと交換することができ、「1ユーロ=140円」の場合は、140円で1ユーロを交換することになります。

この通貨同士の組み合わせのことを「通貨ペア」といいます。